
今年も明治「メルティーキッス」の季節がやってきました。1992年の発売以来、冬の定番チョコレートとして親しまれているシリーズです。最大の魅力は、なんといっても口に入れた瞬間からゆっくりと広がる、あの独特のくちどけ。普通の板チョコとは違い、噛まずに舌の上で溶かしながら味わいたくなるチョコレートです。

2026年10月20日より発売されたのは、「プレミアムショコラ」「フルーティー濃いちご」「コク深キャラメル」の3種類。今年はキャラメルが販売開始のタイミングから登場し、例年とは少し違った顔ぶれになりました。

メルティーキッスは、単にやわらかいチョコレートというだけでなく、溶ける速さによって香りの感じ方まで変わっていくところが。明治では油脂の融点を調整する独自技術を使い、口の中で素早く溶ける品質を実現しています。今回は定番のショコラからフルーツ、キャラメルまで、それぞれの味わいに注目して紹介します。
プレミアムショコラ|ミルクのまろやかさに重なるカカオの香り

まずはシリーズの王道「メルティーキッス プレミアムショコラ」。ドミニカ共和国産カカオを使用し、華やかなカカオの香りとミルクのコクを組み合わせたチョコレートです。

口に入れると、表面のココアパウダーがほろ苦いアクセントになり、その後を追うようにミルクチョコレートのまろやかな甘みが広がります。舌の温度で少しずつ形が崩れ、なめらかなチョコレートへと変わっていく。この食感こそ、メルティーキッスらしい魅力だと思います。

味わいの中心にあるのは、やはりミルクの豊かなコク。ただ甘くクリーミーなだけではなく、溶け進むにつれてカカオの香りが重なり、チョコレートとしての奥行きも感じさせます。ドミニカ共和国産カカオの華やかな風味が、ミルクの甘さに埋もれず、全体を引き締める役割を担っています。
濃厚でありながら、後味がいつまでも重たく残らないのもポイント。ゆっくり溶かすことで香りの変化を楽しめるので、つい噛んでしまうのは少しもったいない気がします。派手な個性を打ち出すタイプではありませんが、ミルクとカカオのバランスを素直に楽しめる、安定感のある一粒です。
フルーティー濃いちご|甘酸っぱさが引き立つ華やかな味わい

続いて「メルティーキッス フルーティー濃いちご」。こちらはエクアドル産カカオと、いちごの甘酸っぱい風味を組み合わせています。

プレミアムショコラとは対照的に、味わいの主役はいちご。チョコレートが溶け始めると、ミルキーな甘さの中からいちごの酸味が顔を出し、口いっぱいにフルーティーな風味が広がります。単なるいちごミルクのような甘さではなく、甘酸っぱさにメリハリがあるところが魅力です。
注目したいのは、いちごとカカオの香りの組み合わせ。使用されているエクアドル産カカオはフローラルな香りが特徴で、いちごの華やかさと相性のよい素材です。フルーツの風味を前面に出しながらも、チョコレートらしいコクを感じられるように仕上げられています。

口の中で溶けるにつれて、いちごの酸味が甘さを適度に引き締めてくれるため、濃厚なのに重たくなりすぎない印象。甘酸っぱい余韻が残ることで、次の一粒にも自然と手が伸びそうです。
プレミアムショコラがミルクとカカオの一体感を楽しむチョコレートなら、こちらはフルーツの存在感を楽しむタイプ。普段からいちご系のチョコレートが好きな方には、特に気になるチョコレートではないでしょうか。
コク深キャラメル|甘さだけでは終わらない濃厚な余韻

最後に「メルティーキッス コク深キャラメル」。以前から人気のあったフレーバーですが、2026年はシリーズの発売開始と同時に登場しました。
使用されているのは、華やかな香りを持つエクアドル産カカオ。そこに濃厚なキャラメルパウダーをたっぷりと配合し、キャラメルの甘さとチョコレートの風味を組み合わせています。

キャラメルというと、まず思い浮かぶのは砂糖の甘さやミルクのまろやかさ。しかし、この商品のポイントは、単純に甘いキャラメルチョコレートを目指していないところです。キャラメルの濃密なコクを軸に、カカオ由来の華やかな香りを重ねることで、甘さに奥行きを持たせています。

メルティーキッス特有の素早いくちどけは、こうした濃厚なフレーバーとも好相性。キャラメルの風味がなめらかなチョコレートと一緒に広がることで、口いっぱいに満足感をもたらしてくれます。とろりと流れるキャラメルソースを楽しむお菓子とは違い、チョコレートそのものにキャラメルの味わいを溶け込ませた仕立てです。
キャラメルの甘さをしっかり楽しみたい方はもちろん、普段からキャラメル風味のガナッシュやボンボンショコラが好きな方にも注目してほしいフレーバーです。

今回の3種類は、同じメルティーキッスでありながら、味の方向性がはっきり分かれています。カカオとミルクのバランスを楽しむ「プレミアムショコラ」、いちごの甘酸っぱさが主役の「フルーティー濃いちご」、キャラメルの濃厚なコクを楽しむ「コク深キャラメル」。

どれも一粒ずつ楽しめるサイズなので、3種類を並べて食べ比べてみるのもおもしろそうです。味の違いだけでなく、口の中で溶けた後にどんな香りが残るのか。そんなところまで意識すると、いつものメルティーキッスが少し違って感じられるかもしれません。
商品の詳細
- 商品名:明治 メルティーキッス プレミアムショコラ
- 商品名:明治 メルティーキッス フルーティー濃いちご
- 商品名:明治 メルティーキッス コク深キャラメル
- 内容量:53g
- 発売日:2026年10月20日(火)
- 販売場所:全国のスーパー、コンビニエンスストアなど
- 販売期間:冬期限定
- 共通の特徴:雪のようになめらかなくちどけと、溶けることで広がる豊かな香り。
最後にひとつ、気になることが。今年のラインアップを見ていて、何か足りないと思ったら……そう、抹茶がない! 毎年楽しみにしている人も多いフレーバーだけに、ちょっと寂しいところ。今後の登場に期待したいですね。









